令和7年度 第2学年 関東方面研修旅行 実施報告
令和7年度 第2学年 関東方面研修旅行 実施報告
日程 令和7年(2025年)11月18日(火)~ 11月21日(金)の3泊4日
~「修学旅行」から「研修旅行」へ。探究とキャリアを深めた4日間~
本校第2学年では、今年度より従来の「修学旅行」を、探究学習やキャリア教育の要素をより強化した「研修旅行」へと刷新し、11月18日(火)から21日(金)の3泊4日で関東方面を訪れました。 「本物に触れ、将来を考え、絆を深める」をテーマに実施された4日間の様子と、その成果をご報告します。
DAY1:教室では出会えない「本物」に触れる
11月18日、少し肌寒い早朝の橿原神宮前駅を出発し、一路東京へ。初日のプログラムは、クラスごとに分かれての「テーマ別研修」です。 政治の中枢である国会議事堂や各省庁、最先端の技術と空の安全を守るJAL機体整備工場など、それぞれのクラスが設定したテーマに基づき、「現場」を肌で感じる時間を過ごしました。教科書やネットの情報だけでは分からない「本物の迫力」や「空気感」に圧倒され、生徒たちの知的好奇心が大きく刺激されるスタートとなりました。特に国会議事堂では、歴史ある建物の荘厳さに加え、議論の行われる議場から民主主義の重みを肌で感じました。 夜は両国にて、温かい「ちゃんこ鍋」を堪能。クラスの仲間との絆もより深まったようです。
DAY2:世界最高峰の「おもてなし」と組織力を学ぶ
2日目は、東京ディズニーリゾート(TDR)での班別研修を行いました。 この研修の目的は、単なるレジャーではありません。世界中の人々を魅了し続ける「夢の国」が、どのようなホスピタリティ(おもてなし)と安全管理で運営されているのかを、ゲストの立場で体験することです。 アトラクションを楽しみながらも、キャストの細やかな気配りや、徹底されたパーク運営の仕組みに気づく生徒も多くいました。また、事後アンケートで「班のメンバーとの絆が深まった」という感想が最も多く寄せられた通り、集団行動を通して協調性を養う、かけがえのない一日となりました。
DAY3:大学生と共に「将来」をデザインする
3日目は、今回の研修旅行の最大の目玉である「キャリア研修」です。 「東京学生エスコート」の現役大学生ガイドと共に、班ごとに都内の企業や大学を訪問しました。 実際に社会で働く大人たちの姿を見たり、大学の研究室の雰囲気に触れたりすることは、生徒たちにとって強烈な刺激となりました。地方にはない首都圏ならではのスピード感や多様性に触れ、「自分の進路について真剣に考える良いきっかけになった」「大学や社会への視野が広がった」といった声が多数挙がりました。
特に大学生ガイドとの交流では、彼らのリアルな受験体験や大学生活、そして未来への展望を聞くことで、生徒たちは自分たちの「現在地」と「目指すべき場所」を具体的に結びつけることができました。訪問した企業では、IT、環境、メディアなど多岐にわたる分野の最前線を見学し、社会が抱える課題とビジネスの役割について深く考えを巡らせる機会となりました。 自分たちの足で東京の街を歩き、将来の自分を具体的にイメージするこの経験は、教室の中だけでは得られない貴重な財産です。
DAY4:旅の締めくくり 横浜研修と帰郷
いよいよ最終日。お土産と思い出で膨れ上がった荷物をスーツケースに詰め込み、朝6時に起床。朝食をしっかりとった後、最後の研修地である横浜市へ向けて出発しました。 移動中のバス車内からは、うっすらと富士山の姿を望むことができました。この日は絶好のお天気に恵まれ、澄み渡る青空の下、クラスごとの記念撮影を行うこともできました。その後、横浜中華街での食文化体験や、赤レンガ倉庫などの歴史的建造物を巡る班別研修を実施。異国情緒あふれる港町の文化を肌で感じ、最後の最後まで学びと楽しみを享受しました。
帰路の新幹線への乗車もスムーズで、予定通り京都駅を経由し、無事に橿原神宮前駅にて解散しました。 解散時に生徒たちから聞かれた「先生、楽しかったよ!」という弾んだ声が、何よりの成果です。
研修の成果とこれから
本研修旅行は、事後アンケートにおいて、実に約9割の生徒が「非常に良かった・良かった」と回答するという、極めて高い満足度をもって終了いたしました。この高い評価は、単なる旅行の楽しさだけでなく、「本物に触れる」「将来を考える」「絆を深める」というテーマが、生徒一人ひとりの心に深く響いた証左であると確信しています。
特に、旅先での体調管理という難しい課題(インフルエンザの流行など)に直面した際、生徒たちは誰一人として他人事とせず、互いの体調を気遣い、協力し合って乗り越える高い協調性と逞しさを見せてくれました。この集団での困難克服の経験は、教室の中では得られない、彼らにとって貴重な「社会性」という名の成長の機会となりました。
今後はこの研修旅行を単なる一過性のイベントで終わらせるのではなく、キャリア研修で得た視点を活かし、進路選択に向けて具体的な行動計画を立てる活動へと繋げていきます。 この旅で得た『生きた学び』と『仲間との絆』は、今後の学校生活、そしてそれぞれの進路実現に向けた大きな糧となることでしょう。
実施にあたり、多大なるご理解とご協力をいただきました保護者の皆様、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。